家を購入、建築する際にほとんどの人が利用する住宅ローン。
実は申し込めば誰でも借りられるものではありません。
金融機関の厳しいチェックをクリアすることで借りられるものなのです。
今回は、住宅ローン審査に落ちた原因の中でも、よくある3つをピックアップしました。
返済負担率が高い
返済負担率とは、年収に対して住宅ローンの年間返済額占める割合のことです。
【年間返済額÷年収×100】の計算で%が求めることが出来ます。
金融機関によって違いはありますが、この%が35%以下が合格ラインだと言われています。
※35%以下という数字は、無理なく返せる金額ということではないので注意しましょう。
例えば、年収400万円の人が2500万円の住宅ローンを金利1%・35年返済で利用するとすれば
846852(年間返済額) ÷ 4000000(年収) × 100 = 21.17%
返済負担率は21%となり、一般的には合格になります。
車のローンなど別のローンを返済中の場合、その返済額も合計した金額で判断されるので計算には注意が必要です。
健康上の理由
死亡や病気で返済が滞っては困るので、ほとんどの金融機関では、団体信用生命保険への加入が義務付けられています。
この団体信用生命保険に加入できない人は、加入義務のないフラット35などに切り替えましょう。
カードローンなどの返済履歴
クレジットカードの返済履歴やなども調べられます。
預金残高不足でうっかり滞納してしまったがために、審査が通らないこともあります。
ここ最近意外と多いのが携帯電話の支払の滞りです。
スマートフォン本体の代金を24回や48回など割賦を組んで購入している方も多いのではないでしょうか。
実はこれもれっきとしたローンとなります。
住宅ローン審査に落ちないために
今回は代表的な住宅ローン審査に落ちる原因3つをご紹介しました。
返済負担率を低くしたり、頭金を用意するなど対策をしましょう。
審査の基準は金融機関によって異なります。
ある金融機関で融資が断られても、別の金融機関でOKがでることもあります。
複数の住宅ローンに申し込むというのも一つの手です。