こんにちは!営業サポートの中山です(^^)/
早速ですが、「大規模盛土造成地」ご存じですか??
大きな地震が起きた際の地滑り、崖崩れのリスクを事前に把握しておくために
全国の都道府県が公開しています。
熊本地震も経験した私たちなので、しっかり備えておきたいですよね。
大規模盛土造成地は2種類ある!
➀谷埋め型
谷のようにへこんでいたところを埋めたもの。
盛土面積3000㎡以上のものを指します。
地震などの際、もともとのへこんだ谷の地形に沿って地滑りが起こる可能性があります。
➁腹付け型
もとの地盤面が水平面に対して20度以上の角度のある斜面で
さらにそこに盛土を5m以上の高さで造成した土地。
地震などの際、もともとの斜面に沿って、地滑りが起こる可能性があります。
大規模盛土造成地マップが公開されています!
全国で地震の被害も出続けているため、国の方針として全国で大規模盛土造成地を公開する運びとなりました。
熊本市や県のHPでも閲覧することができますよ。
マップの作製方法
旧地形図と現況地形図を重ね合わせることで、造成により盛土されているところを抽出しています。
その面積や高低差等を計算し、大規模盛土造成地として該当する箇所が記されています。
マップに示されている = 直ちに危険なエリア、というわけではありません。
「過去の地滑りが起きた箇所の実態を前提に、安全性を確認すべき盛土」であるとされています。
マップの公表は、災害被害を防ぐための国の取り組みの第一段階です。
これを基に、改良が必要かどうかなどの調査を進めていくそうです。
大規模盛土造成地に該当していたら?
まずは身近にこういう土地があるということを知り、防災意識を高めることが大事です。
例えば盛土の擁壁部分に大きな亀裂が入っていたり、水がしみだしていたりすると地滑りなどの前兆となりえます。
熊本市ホームページや国土交通省でも詳しい資料を公開しています。
また、大規模盛土造成地に位置していたとしても、土地の取引や建物の建築の際に制限があったり
手続き等が必要であることもありません。
反対に言えば、不動産取引の際、購入者への説明が必須な重要事項説明書にも記載する内容ではありません。
マップはすぐに調べることができますので、ぜひ見てみてください!
大規模盛土造成地マップ – 熊本県ホームページ (pref.kumamoto.jp)
地震だけでなく、これからの梅雨の時期は豪雨などの被害も考えられます。
日々防災意識をもつことが大事ですね。