不動産を購入される際に多くの方が利用する住宅ローン。
現在では様々な種類があり、将来の家計に大きく影響してくるので迷われる方も多いです。
今回は、住宅ローンにどのような種類があるのか、メリット・デメリットをご紹介します。
住宅ローンの種類
一般的に利用しやすい住宅ローンといえば
- 民間ローン
- フラット35
の2つがあります。
それぞれに特徴があるので、よく理解して自分に合う住宅ローンを利用しましょう。
民間ローンとは?
民間ローンとは、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの民間金融機関が直接融資している、フラット35以外のローンのことです。
ローンと聞いて真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
それぞれの機関ごとに色々な金利タイプ、住宅ローンの商品があるのが民間ローンの特徴です。
また、民間ローンの融資を受ける場合、団体信用生命保険への加入が必須になります。
民間ローンのメリット
・低金利の変動金利が利用できる
記録的低金利水準が続くなか、変動金利は1%を切るのも珍しくありません。(2019年4月現在)
将来の事は誰にもわかりませんが、今後金利が上がらなければ低金利の恩恵を享受出来続けます。
万一の際、住宅ローンが全額返済される団体信用生命保険
ローンの契約者が、死亡・高度障害となった場合に保険金から住宅ローンが一括返済されます。
この団体信用生命保険も、各金融機関ごとに内容が違っていますので要チェックです。
民間ローンのデメリット
金利上昇のリスク
金利が上昇すれば、返済額が増え家計が苦しくなる恐れがでてきます。
ただし、金利は年に2回見直されますが、返済額の変更は5年ごとに行われます。
見直し後の返済額は、前回の1.25倍までしか上がらないと定められているので、返済額が一気に増えたりすることはありません。
健康状態が悪ければ民間ローンは受けられない
団体信用生命保険への加入が必須の為、健康状態などの理由から団信に加入できない場合、住宅ローンを借りることができなくなります。
フラット35とは?
フラット35とは、住宅支援機構と民間金融機関が協力し、2003年に誕生した住宅ローンです。
諸費用(登記に係る金額や火災・地震保険など)も借入対象となったので利用しやすくなりました。
金利タイプは全期間固定金利のみで、借入後に金利が上がっても下がっても返済額がフラット(一定)になります。
団体信用生命保険への加入は任意になります。
フラット35のメリット
総支払額がわかる
フラット35は、融資が決まったタイミングで返済期間の金利と返済額が確定します。
毎月の支払額も一定なので、返済計画が立てやすいのが特徴です。
自営業や契約社員などの方でも借りやすい
フラット35は基本的に、年間の返済額が年収に占める割合で住宅ローンの審査を行います。
民間ローンでは審査に通りづらい方でも、借りやすいのもメリットになります。
健康に不安がある人も利用できる
フラット35では、団体信用生命保険なしのローンを選ぶこともでき、団信に入れない人でも住宅ローンを借りることができます。
フラット35のデメリット
土地のみの購入では使えない
フラット35を利用するためには「適合証明書」を取得しなければなりません。
土地だけ先に購入しておきたい方には利用しづらい一面があります。
融資額が9割を超えてしまうと金利が上がる
1割の自己資金が用意できない場合適用金利は、「9割以下の金利+0.44%」となります。(2019年4月現在)
0.44%金利が上がると、35年間の総支払額は数百万円も多く支払うことになってしまいます。
住宅ローンの種類や特性をしっかり理解しましょう
このページで紹介した住宅ローン以外にも、お勤め先によっては「財形住宅融資」を受けられる場合があります。
いろいろな種類があり、どれを利用するかで将来の家計に大きな影響をもたらす住宅ローン。
どんな種類や特性があるかを理解すること。
借りるうえで少しでも有利で返済しやすいものを選びましょう。
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