住宅ローンの金利タイプは、大きく分けると以下の3タイプがあります。
- 全期間固定金利型
- 変動金利型
- 固定金利選択型
それぞれの特徴を理解し、自らに合う返済方式を見つけましょう!
それぞれの金利タイプのメリット・デメリット
全期間固定金利型
最初に設定した金利が完済時まで変わりません。
返済額や金利が増えないのでリスクがなく、計画的に返済できます。
低金利時代にはもっともオススメしたい方法です。
全期間固定金利型のメリット
- 借入の段階で総返済額がわかるので安心
- 将来、金利が上がっても影響を受けない
全期間固定金利型のデメリット
- 変動金利より高めの金利設定
- 高金利時に借りると最後まで高金利
こんな方におすすめ
- 安心、安定を求めたい方
- 安定した収入が見込める方
- 家賃感覚で返済していきたい方
変動金利型
年に2回(4月1日・10月1日)、金利の見直しが行われます。
返済そのものは5年間変更がないが、返済額の中で元金と利息額の割合が変動します。
変動金利型のメリット
- 固定金利より低めの金利設定
- 高金利時に借りた場合、金利が下がると返済額も下がる
変動金利型のデメリット
- 借入の段階で総返済額がわからない
- 金利が上がると返済額も増える
- 切り替え時期に手数料が発生
こんな方におすすめ
- 短期でローンを組む予定でいる方
- 金利が上がった時も手元資金で一括返済ができる余裕がある方
- 世の中の経済状況にアンテナを張っていて、臨機応変に対応できる方
固定金利選択型
一定期間の金利が選択できるタイプ。
選択した固定期間終了後に再度金利タイプを見直します。
一般的には3年・5年・10年などに設定されています。
固定金利選択型のメリット
- 一定期間の返済額は確定するので「変動金利型」よりも返済計画が立てやすい
- 固定金利期間が短いほど当初の金利は低め
- 高金利時に借りた場合、金利が下がると返済額も下がる
固定金利選択型のデメリット
- 借入の段階で総返済額がわからない
- 金利が上がると返済額も増える
- 切り替え時期に手数料が発生
こんな方におすすめ
- 現在、経済的に余裕があり、繰上げ返済をガンガン出来そうな方
- 10年は育児費用にお金を使いたい方
- 住宅ローン控除をうまく利用し、繰上げ返済をお考えの方
- ご自身のライフ設計を立てている方
あなたに合った金利タイプはどれ?
金利を予測するのは難しい事ですが、最新の情報などを積極的に活用して、自分の生活に合うタイプを見つけましょう。
金利タイプ選び方の目安として
「変動金利が正解!」や「固定金利が正解!」という「正解」は誰にもわかりません。
わかるとすれば、住宅ローンを払い終えた頃でしょう。
上記にも書いた通り、
月々の支払いを抑えて、世の中の経済状況にアンテナを張り、臨機応変に対応できる方は変動金利
安心・安定を求めたい、借りた後もローンの事を考えたくない方は固定金利
以上を目安にして金利タイプを考えてみてはいかがでしょうか。