道路の厳しい取り決め…その訳は?

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カテゴリー: 不動産  タグ:  |

こんにちは!!

営業サポートのなかやまです。

ようやく暑さも和らぎ、過ごしやすい季節になってきました♪

日によって気温の差が大きいので、体調管理にお気を付け下さいね。

 

さて、これまで4回にわたりご説明してきました、建築における道路の決まりごと。

いろいろと難しい内容がありましたが、これまでご説明した決まりごとはあくまでも基本のいくつかです。

 

道路ごとにさまざまな事例がありますので、私もさらにいろんな案件に触れ、勉強していこうと気を引き締めております!!

では、具体例をもとに道路についてまとめます。

 

道路の調査を怠ると、、、、

例えば中古物件の購入を決めたAさん。

金額に対する建物の状態も良好で、よろこんで購入を決めました。

時がたち、、、

家族も増え、建物も古くなったため、新しく建て替えをしようとしました。

そうすると、「前面道路が建築基準法上の道路ではない」ため、「建て替えができません」!

と言われてしまったのです!!(:_;)

 

それなら土地の売却をして新しい土地を購入しよう!・・・と思っても、

「建て替えができない」土地の資産価値は、その分低くみられてしまいます。

 

多くの場合は、売買の際、不動産会社がきちんと調査をして“再建築不可”と明記しているはずですが、、

 

こんなはずじゃなかったのに、、、、、とならないよう、

土地建物ばかりに惹かれて安易に購入せず、道路にもしっかりと目を向けなければならない。。。ということを理解することが大事です!

 

道路の重要な役割

最後に、そもそものお話です。

なぜこんなに細かく道路について取り決めがされているのでしょうか??

 

道路に定められた重要な数字、覚えていますか?

“道路幅員4m”と“接面2m”の確保、です。

これは、緊急時が想定されていました!

 

例えば、、、ある家で火災が発生!!

住人は急いで緊急車両を呼びました。

そんなとき、「道が狭くて緊急車両が通れない!」「敷地の前まで来たけど、敷地の中に入っていけない!」となれば大変です。

 

そうなんです、実は緊急事態が発生した際、大切な命や不動産を守るため、円滑に避難・消火・救助活動ができるように敷地と道路の関係は厳格な取り決めがなされているのです!

 

街づくりのためにも重要な道路

さらに道路は交通だけではなく、生活環境を良好に保つ大事な役割もあります。

一定幅の道路があることで、家と家の密集も防ぐことができます。

つまり道路は通風や日照の確保にも一役買っているのです♪

人々が安心して快適に暮らせる街づくりのための大事な“道路”なのでした!!

 

重要な道路のこと。ぜひ皆さんも不動産探しの際に参考にしてください☺